何に使用されたのか素人では全く分からない設備にも落書きがあった。
使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:曇り | シャッター速度:1/200 秒 | 絞り値:F5.6 | 焦点距離:70mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4128 × 6192
ファイルサイズ:23.77MB
押本龍一、東京品川生まれ。
1982年、2年の留学予定で渡米。1984年ニューヨークに渡り刺激を受け予定を変更し広告写真スタジオで働き始める。1991年フォトグラファーとして独立。1995年ニューヨークからロサンゼルスに拠点を移しエンターテインメント関係の撮影中心に活動。2018年より日本とアメリカの二重生活。近年は旅写真にも力を入れている。
オフィシャルサイト : http://oshimoto.net/
もう屋根もない朽ちた建物に若者がよじ上っていた。ロサンゼルスのダウンタウンから北西へ45kmのオーツ山にあるミサイル基地跡は、知らないと何の跡地か想像するのは難しい奇妙な場所だ。
使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 24-70mm F2.8 DG OS HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:モノクローム | シャッター速度:1/200 秒 | 絞り値:F7.1 | 焦点距離:34mm
冷戦中、ソビエト連邦の爆撃機に対するミサイル基地が全米に300近く建設された。曇り空の下、私はロサンゼルス地域に建設された16のミサイル基地の1つで、ロサンゼルスのダウンタウンから北西45kmのチャッツワース(Chatsworth)に残されたLA-88というミサイル基地を訪ねてみた。カリフォルニア・ステート・フリーウェイ118号を下りて、ブラウンズ・キャニオン・ロードを北へ上って行くとゲートが締まり、Googleマップではミサイル基地まで車で上れるはずだったが、そこから先へ車では進めなかった。ゲート横の広場に2台の車が停まっていたので、そこに車を停め、1kmほどオーツ山の斜面を歩いて登りミサイル基地に到着した。
1956年に完成し、18年間ソビエト連邦の爆撃から人々を保護するために稼働したミサイル基地は、非常に見晴らしが良い場所にあった。
使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 14-24mm F2.8 DG HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:曇り | シャッター速度:1/200 秒 | 絞り値:F8.0 | 焦点距離:16mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:6192 × 4128
ファイルサイズ:23.38MB
火災で燃えてしまったのだろうか?落書きも薄れている。カラーモードはシネマを選んだ。
使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 50mm F1.4 DG HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:曇り | シャッター速度:1/200 秒 | 絞り値:F5.0 | 焦点距離:50mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:6192 × 4128
ファイルサイズ:19.70MB
ミサイル基地跡入り口の側の建物にはまだ屋根もあり、まだまだ使えそうなコンディションだった。
使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 50mm F1.4 DG HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/320 秒 | 絞り値:F5.6 | 焦点距離:50mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:6192 × 4128
ファイルサイズ:21.05MB
建物の中には簡単に入れた。冷戦中、緊張感を持ってこの窓から外を眺めていたのだろうか。
使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 50mm F1.4 DG HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:曇り | シャッター速度:1/200 秒 | 絞り値:F5.0 | 焦点距離:50mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:6192 × 4128
ファイルサイズ:17.97MB
ミサイル基地跡の敷地内で動画撮影を行っていた若者たちは、ミュージシャンだと言っていた。ムービーカメラマンは私の後方にいてこの中にはいない。
使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 50mm F1.4 DG HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:モノクローム | シャッター速度:1/320 秒 | 絞り値:F5.6 | 焦点距離:50mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:6192 × 4128
ファイルサイズ:15.61MB
若者たちの動画撮影が行われていた建物。
使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 14-24mm F2.8 DG HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/320 秒 | 絞り値:F8.0 | 焦点距離:14mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:6192 × 4128
ファイルサイズ:24.02MB
見晴らしの良いこの建物は、ミサイル基地内で重要な場所だったかもしれない。
使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 14-24mm F2.8 DG HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:曇り | シャッター速度:1/200 秒 | 絞り値:F6.3 | 焦点距離:14mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:6192 × 4128
ファイルサイズ:34.26MB
屋根がなくなっている建物に入る。
使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 14-24mm F2.8 DG HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/200 秒 | 絞り値:F8.0 | 焦点距離:14mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:6192 × 4128
ファイルサイズ:23.08MB
LAらしくない厚い雲に覆われた空の下、ミサイル基地の面影が残る場所に出た。
使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 14-24mm F2.8 DG HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:曇り | シャッター速度:1/125 秒 | 絞り値:F8.0 | 焦点距離:14mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:6192 × 4128
ファイルサイズ:20.54MB
ミサイルを収納するには少し小さいように思えるが、この鉄板は開け締めができそうに見えた。
使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 24-70mm F2.8 DG OS HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:曇り | シャッター速度:1/160 秒 | 絞り値:F5.6 | 焦点距離:65mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:6192 × 4128
ファイルサイズ:24.14MB
ここにも焦げたバスが放置されていた。ボケ味に特徴のあるレンズで枯れた雑草越しに撮影。
使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 105mm F1.4 DG HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:曇り | シャッター速度:1/250秒 | 絞り値:F4.0 | 焦点距離:105mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:6192 × 4128
ファイルサイズ:21.48MB
ロケット基地が閉鎖された後、ロサンゼルス警察のスワット部隊及び爆弾処理隊の訓練サイトとして使用されたようだが、バスに空いた無数の穴はその訓練の痕跡だろうか。
使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 24-70mm F2.8 DG OS HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:曇り | シャッター速度:1/125秒 | 絞り値:F6.3 | 焦点距離:59mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:6192 × 4128
ファイルサイズ:31.20MB
言われてみればミサイル基地に使われた何かの装置だとイメージできるが、知らないと不思議な設備だ。
使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 24-70mm F2.8 DG OS HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:曇り | シャッター速度:1/125秒 | 絞り値:F6.3 | 焦点距離:36mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:6192 × 4128
ファイルサイズ:33.37MB
カリフォルニアでよく見かけるDatura wrightii(シロバナヨウシュチョウセンアサガオ)だが、虫が食うところは初めて撮影した。
使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:モノクローム | シャッター速度:1/500 秒 | 絞り値:F6.3 | 焦点距離:70mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:6192 × 4128
ファイルサイズ:12.68MB
朽ちた建物と設備の至る所に落書きが見られ、放置されたバスは焼け焦げ、ロサンゼルスを守っていたミサイル基地跡は敵国の攻撃を受けた廃墟のような場所だったが、周辺のトレイルを歩くハイカーも立ち寄り、若者の溜まり場としてもよく知られているようだし、ハリウッド映画のアクションシーンに登場しそうな場所だ。この日の朝は雨も降り天気が今一だったので登って来た人は少なかったが、菜の花が咲く春にはアクセスが良いのでハイカーの数も多くなり、ミサイル基地で一休みする人も多く見かけるだろう。
※ このページに掲載された作品は、RAWデータ(X3F)を「SIGMA Photo Pro」で現像処理をしたものです。
一部、現像後にゴミ取りのためにレタッチソフトウェアを使用した画像もございます。