第223回:鋸山・Mt Nokogiri
押本 龍一

押本龍一、東京品川生まれ。
1982年、2年の留学予定で渡米。1984年ニューヨークに渡り刺激を受け予定を変更し広告写真スタジオで働き始める。1991年フォトグラファーとして独立。1995年ニューヨークからロサンゼルスに拠点を移しエンターテインメント関係の撮影中心に活動。2018年より日本とアメリカの二重生活。近年は旅写真にも力を入れている。

オフィシャルサイト : http://oshimoto.net/

第223回:鋸山・Mt Nokogiri

「地獄のぞき」と呼ばれる突き出た岩が、石を切り出した石壁の間から見える。この時間、石壁上部の僅かな部分に木漏れ日が差していたが、大部分は洞窟のように暗かったので、フラッシュ(EF-630)を広範囲に発光させると石を切り出した跡が鮮明に読み取れる写真が撮れた。

使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 14-24mm F2.8 DG HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:モノクローム | シャッター速度:1/160 秒 | 絞り値:F8.0 | 焦点距離:14mm

千葉県安房郡鋸南町と富津市の境に位置する鋸山は、房州石を切り出した山肌や稜線がギザギザしたノコギリのように見えるので、そう呼ばれるようになった。3月下旬、私は鋸山を目指し、神奈川県久里浜港から千葉県金谷港までの11.5km間を約40分で渡る7時20分発の東京湾フェリーに乗るため、大きなゴルフバックを持参する乗客の長い列に並んだ。この朝、フェリーの乗客8割以上がゴルファーで、私のカメラリュックが小さく見えた。リュックには、シグマサイトで「大三元レンズ」とされる広角・標準・望遠で構成された3本のF2.8ズームレンズ(14−24mm、24−70mm、70−200mm)、カメラは2台のsdQuattroH、4個のカメラバッテリー、2台のフラシュ(EF-630)、これに1本のペットボトルの水と1本のバナナが入り、三脚は持参しなかった。金谷港へ着岸するとゴルファー達は各ゴルフ場から迎えに来たそれぞれのマイクロバスへ乗り込んで行った。金谷港からは山頂エリアまで北側の斜面を登ると大きな石切場跡が見られたが、私は人気のロープウェーを体験しようと思い、鋸山ロープウェーの山麓駅まで歩き9時発の始発で山頂駅まで上がった。この時私が見た乗客は皆往復切符を購入していたが、下山は歩きと決めていた私は片道切符だけ購入した。

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フェリーから金谷港沿いの国道127号線を独り歩く。魚を狙っているのか、トンビが舞うのが印象的だった。移動中に出会うこのような光景の撮影にはズームレンズは必需品だ。

使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 24-70mm F2.8 DG OS HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/320 秒 | 絞り値:F8.0 | 焦点距離:47mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:6192 × 4128
ファイルサイズ:11.14MB

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始発のロープウェーまで時間があったので、山麓駅下で桜にレンズを向けていたら乗り込むロープウェーが山頂駅から下りて来た。

使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 24-70mm F2.8 DG OS HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/500 秒 | 絞り値:F8.0 | 焦点距離:24mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4128 × 6192
ファイルサイズ:19.60MB

ほぼ満員のロープウェーは山頂駅まで約4分で到着し、少し歩くと日本寺の西口管理所に着いた。凝灰岩からなる鋸山の見どころの大部分は日本寺境内にあり、拝観料を払い境内へ入る。道なりに歩いて行くと石切場跡に彫刻された「百尺観音」の前へ出た。日本寺は、聖武天皇の勅詔(ちょくしよう)と光明皇后の令旨(りょうじ)により、行基菩薩によって神亀2年(725年)6月8日に開山された。開山当初は法相宗に属していたが、天台宗、真言宗を経て曹洞禅宗となり今日に至り、本尊は薬師瑠璃光如来。

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高さ約30mの「百尺観音」は、世界戦争戦死病没殉難者供養と交通犠牲者供養のために発願され、昭和35年から6年の歳月をかけて昭和41年に完成し、航海、航空、陸上交通安全を守る本尊として崇められている。

使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 14-24mm F2.8 DG HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:モノクローム | シャッター速度:1/80 秒 | 絞り値:F4.0 | 焦点距離:14mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4128 × 6192
ファイルサイズ:24.39MB

「百尺観音」を見上げた後、鋸山の正確な山頂(標高329.4m)は探さず、最も興味があった「千五百羅漢」と呼ばれる羅漢エリアを歩いた。1,500以上あると言われる羅漢(石仏)は、日本寺を復興した高雅愚伝禅師(当寺第九世)の発願で、上総桜井村(現在の木更津市)の石工・大野甚五郎英令が1779(安永8)年から1798(寛政10)年の21年間にわたり、27人の門弟子と共に刻んだ。石仏は洞窟に安置されているので影の部分が多く、陽光が差す所では神秘的な光と影の世界が撮れた。

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この日最初に出会った石仏「西国観音」の半分以上が影だった。この場の空気感を損なわないよう、フラシュ(EF-630)を弱めに発光させた。

使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 24-70mm F2.8 DG OS HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/180 秒 | 絞り値:F9.0 | 焦点距離:27mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:6192 × 4128
ファイルサイズ:20.11MB

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光がスポットライトのように当たる石仏の顔にフォーカスする。等倍で見ると石仏表面のディテールがあまりにも克明で、実際に手で触れているような気になってくる。

使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 70-200mm F2.8 DG OS HSM | Sports | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/1000 秒 | 絞り値:F3.2 | 焦点距離:188mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:6192 × 4128
ファイルサイズ:14.21MB

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木漏れ日が漏れる岩の上に数体の石仏が安置されている。狭いスペースだったので広角ズームでないと撮り切れなかった光景だ。

使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 14-24mm F2.8 DG HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/125 秒 | 絞り値:F6.3 | 焦点距離:14mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4128 × 6192
ファイルサイズ:20.50MB

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通りかかった人々がいい顔をしていると言った石仏は、遊歩道脇に単体で安置されている。この数分後、顔の部分に光は届かなくなり刻々と変化する光の動きは神秘的だった。

使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 24-70mm F2.8 DG OS HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/200 秒 | 絞り値:F5.6 | 焦点距離:52mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4128 × 6192
ファイルサイズ:19.90MB

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右目と左目の色が違う「汗かき不動」。しっかりとカメラをホールドしてシャッターを押した。

使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 24-70mm F2.8 DG OS HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:オート | シャッター速度:1/60 秒 | 絞り値:F4.0 | 焦点距離:26mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4128 × 6192
ファイルサイズ:25.37MB

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鋸山の斜面に根を張る樹木越しに石仏を撮る。

使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 14-24mm F2.8 DG HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/60 秒 | 絞り値:F4.0 | 焦点距離:14mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4128 × 6192
ファイルサイズ:21.05MB

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この辺りの道は登山道のようで、「石仏を見ながらの山歩き」という感じの区間だ。

使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 14-24mm F2.8 DG HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/60 秒 | 絞り値:F5.6 | 焦点距離:14mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4128 × 6192
ファイルサイズ:19.29MB

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突き出した巨岩の大きな洞窟に沢山の石仏が安置され、アメリカの先住民族が住んでいたような土地を思い出させる。

使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 14-24mm F2.8 DG HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/125秒 | 絞り値:F8.0 | 焦点距離:14mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:6192 × 4128
ファイルサイズ:16.08MB

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巨岩の洞窟前は狭いが平らな土地になっていて、周囲は樹木が茂りジャングルのようだ。

使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 14-24mm F2.8 DG HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/125秒 | 絞り値:F8.0 | 焦点距離:14mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:6192 × 4128
ファイルサイズ:19.71MB

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「奥の院無漏窟」は柔らかい横からの光に静かな存在感があった。

使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 24-70mm F2.8 DG OS HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/125秒 | 絞り値:F4.0 | 焦点距離:56mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:6192 × 4128
ファイルサイズ:14.63MB

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直射日光が当たる石仏はこちらを睨んでいるように見え、肉眼では気が付かつかなかったが等倍で見ると昆虫が克明に写っている。

使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 70-200mm F2.8 DG OS HSM | Sports | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/500秒 | 絞り値:F3.2 | 焦点距離:101mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:6192 × 4128
ファイルサイズ:13.17MB

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苔だろうか?顔の大部分が緑色の石仏は遠くから見ても目立っていた。

使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 24-70mm F2.8 DG OS HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/125秒 | 絞り値:F3.2 | 焦点距離:44mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:6192 × 4128
ファイルサイズ:14.23MB

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単体で鎮座する石仏は、東北のお寺で見た即身仏を思い出させる。周辺を多めに入れて撮影。

使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 24-70mm F2.8 DG OS HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/160秒 | 絞り値:F4.0 | 焦点距離:24mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:6192 × 4128
ファイルサイズ:15.72MB

「千五百羅漢」には首から上を取られた石仏が多い。私は明治維新の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)によるものだと思ったのだが、多くの石仏の中には必ず誰かに似た顔の石仏があり、思う人の顔を見つけその石仏の首を持ち帰り供養すれば願いがかなうという迷信により頭のない石仏が多いとも言われているようだ。羅漢エリアからは、日本で一番大きな大仏へ下って行った。大仏(薬師瑠璃光如来)の前は広く、陽の当たらない場所が多い羅漢エリアから下りて来ると非常に開放的な空間に出たなと感じた。

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世界平和、万世太平を祈願し、天明三年(1783年)に大野甚五郎英令が27人の門徒と岩山を3年かけて彫刻したものが原型で、その後昭和41年に4カ年にわたって修復された。(日本寺のホームページによる)

使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 24-70mm F2.8 DG OS HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/250 秒 | 絞り値:F8.0 | 焦点距離:33mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4128 × 6192
ファイルサイズ:19.86MB

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台座からの高さは31.05mの仏像を見上げ、斜め横から撮影。

使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 70-200mm F2.8 DG OS HSM | Sports | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:モノクローム | シャッター速度:1/320 秒 | 絞り値:F5.6 | 焦点距離:70mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4128 × 6192
ファイルサイズ:23.86MB

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大仏広場に安置された「お願い地蔵尊」に山積みになった小さなお地蔵様。

使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 24-70mm F2.8 DG OS HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/320 秒 | 絞り値:F8.0 | 焦点距離:57mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:6192 × 4128
ファイルサイズ:16.68MB

大仏広場からは北口まで登り、石切場跡を見てフェリー乗り場へ戻る事も考えたが、日本寺の表参道付近に興味があった私は、鋸山の南斜面を下って表参道管理所から境内を出た。ほとんどの人がロープウェーや中腹のパーキング場に車を停めているようで、仁王門付近まで下りるとすれ違う人もいなくなった。

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薬師本殿は、昭和十四年の火災により消失し平成十九年に再建され、様式は鎌倉時代の禅宗様式。仮本堂にあった日本寺の御本尊は薬師本殿に移された。風になびく社寺幕に惹かれて撮影、輝いて見えた房の質感が克明に写った。

使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 70-200mm F2.8 DG OS HSM | Sports | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/320 秒 | 絞り値:F3.2 | 焦点距離:110mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:6192 × 4128
ファイルサイズ:17.98MB

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国指定重要文化財の日本寺の鐘を背景に、仁王門近くに安置されている石仏を撮影。

使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 70-200mm F2.8 DG OS HSM | Sports | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:モノクローム | シャッター速度:1/125 秒 | 絞り値:F2.8 | 焦点距離:98mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:6192 × 4128
ファイルサイズ:13.48MB

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石畳と心字池の間の竹柵に温かい午後の木漏れ日が差す。

使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 70-200mm F2.8 DG OS HSM | Sports | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/250 秒 | 絞り値:F3.5 | 焦点距離:146mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:6192 × 4128
ファイルサイズ:14.22MB

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表参道から見る元禄七年(1694年)の再建の仁王門。鋸山の南斜面の深い森の中に建っている。

使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 24-70mm F2.8 DG OS HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/125 秒 | 絞り値:F5.6 | 焦点距離:37mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:6192 × 4128
ファイルサイズ:27.74MB

境内を出て表参道を下ると東京湾が見えてくる。国道127号線で金谷港まで歩けると考えていたが、仁王門付近に「国道のトンネル内には歩道がないので保田駅まで歩き電車を利用するように」との警告があったので、JR内房線の保田駅まで歩いた。仁王門から保田駅までは2kmと少しの距離で、境内を出てから海が見える房総半島の農地を歩くのもなかなか楽しいハイキングだった。保田駅に到着すると5分ほどで電車が来てひとつ先の浜金谷駅で下車、金谷港から出るフェリーの出航時間まで15分もなく滑り込みセーフでフェリーへ乗り込んだ。風が強く鋸山のロープウェーは運行中止になり、帰りのフェリーの甲板に強い風が吹き抜けたが、晴天に恵まれたこの日は充実した一日だった。

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金谷港を出添付久里浜港へ向かうフェリーの甲板に強風が吹き抜け、後方にノコギリのようにギザギザした鋸山が見える。

使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 14-24mm F2.8 DG HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/500秒 | 絞り値:F5.6 | 焦点距離:14mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:6192 × 4128
ファイルサイズ:17.71MB

甲板から離れていく鋸山を眺めていると、今度来る機会があれば、参道から登って山頂を見極め、北の管理所から出て斜面を歩いて下山し、途中に大きな石切り場に立ち寄ろうと考えた。写真撮影にはいいコースだが歩く距離が増えるので、帰りのフェリーへ乗り込む前に港でビールでも飲んでのんびりと帰宅したいものだ。

※ このページに掲載された作品は、RAWデータ(X3F)を「SIGMA Photo Pro」で現像処理をしたものです。
一部、現像後にゴミ取りのためにレタッチソフトウェアを使用した画像もございます。

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