大口径超望遠レンズでどこまでも続く線路を撮る。
使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 500mm F4 DG OS HSM | Sports | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/2000 秒 | 絞り値:F6.3 | 焦点距離:500mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4128 × 6192
ファイルサイズ:12.56MB
押本龍一、東京品川生まれ。
82年英語の勉強のため2年の予定で渡米。84年ニューヨークに渡り刺激を受け予定を変更、広告写真スタジオで働き始める。91年フォトグラファーとして独立。95年ニューヨークからロサンゼルスに拠点を移し現在に至る。エンターテインメント関係の撮影中心。近年はライフワークである旅写真に力を入れている。趣味は旅と山歩き。
オフィシャルサイト : http://oshimoto.net/
溶岩平野と山の間を走る貨物列車が走ってゆく。広大な風景の中、長い貨物列車の全長を撮れたのは6,000年前に噴火した火山に登った恩恵だった。
使用機材:SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-200mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM | Contemporary | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:モノクローム | シャッター速度:1/500 秒 | 絞り値:F8.0 | 焦点距離:28mm
アンボイに到着したのは夜だった。ここから更に東へ走る予定だったが、少し眠くなってきたので、ガソリンスタンドとコーヒーショップのRoy's Motel and Cafeの看板脇に車を停めて仮眠をとることにした。一眠りして起きると今は閉まっているモーテルのロビーの灯りが車からいい感じに見えたので、車から出て周辺の写真を撮った。冬のモハベ砂漠の乾燥した冷え込みは厳しく、車に戻るとエンジンをかけ暖房を入れて冷えた体を温めた。今は廃線となったルート66が、シカゴからロサンゼルスを結ぶ主要なハイウェイだった時代、1938年にオープンしたガソリンスタンドのRoy'sは、1940年代に入るとモーテル、カフェ、整備工場を備えるまでビジネスが成長しRoy's Motel and Cafeとなった。1950年代にはこの敷地内で70人が休み無しで働いた。州間高速道路40号線が1972年に開通するとルート66の交通量は激減し、Roy's Motel and Cafeも縮小した。
多くの旅人がこの灯りに誘われて宿泊したに違いない。左手の後方に見えるのはガソリンスタンド。
使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 14mm F1.8 DG HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:オート | シャッター速度:1 秒 | 絞り値:F8.0 | 焦点距離:14mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:6192 × 4128
ファイルサイズ:19.71MB
青い空の下でなく、夜空の下で見るRoy's Motel and Cafeの看板はカメラを三脚に据えて撮影した。
使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 14mm F1.8 DG HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:オート | シャッター速度:6 秒 | 絞り値:F4.0 | 焦点距離:14mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:6192 × 4128
ファイルサイズ:12.67MB
何だか分からなかった光る大きなリング、その後方に貨物列車が走り去る。
使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 24-70mm F2.8 DG OS HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:オート | シャッター速度:0.5 秒 | 絞り値:F5.6 | 焦点距離:60mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:6192 × 4128
ファイルサイズ:10.99MB
ガソリンスタンドの灯りで撮るルート66。
使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 24-70mm F2.8 DG OS HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:モノクローム | シャッター速度:2 秒 | 絞り値:F4.0 | 焦点距離:39mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:6192 × 4128
ファイルサイズ:21.90MB
夜のアンボイは絵になった。私は東へ走る予定を変更して翌日もこの周辺を新機材で切りとることにし、暖房を入れては消しながら夜を明かした。東の空が赤くなって夜が明け、澄んだ空気の中、強い太陽の光を浴び撮影を開始した。
車のヘッドライトでマザー・ロードを照らし、明るくなってきた東の地平線を撮影。
使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 24-70mm F2.8 DG OS HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/4 秒 | 絞り値:F5.6 | 焦点距離:31mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:6192 × 4128
ファイルサイズ:17.71MB
貨物列車がものすごい音を立て走りすぎてゆく。その迫力に身も心も奮い立たされる。
使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 24-70mm F2.8 DG OS HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/30 秒 | 絞り値:F5.6 | 焦点距離:36mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:6192 × 4128
ファイルサイズ:13.11MB
線路が光るアンボイの日の出。
使用機材:SIGMA sd Quattro + SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporary | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/1000 秒 | 絞り値:F11 | 焦点距離:191mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:5424 × 3616
ファイルサイズ:13.40MB
停車中の貨物列車に強烈な朝陽が直撃する。後方の山並みを入れ大口径超望遠レンズで撮影。
使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 500mm F4 DG OS HSM | Sports | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/2000秒 | 絞り値:F5.6 | 焦点距離:500mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:6192 × 4128
ファイルサイズ:14.00MB
朝陽が差し込む誰もいないモーテルのロビー。
使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 14mm F1.8 DG HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/200 秒 | 絞り値:F8.0 | 焦点距離:14mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:6192 × 4128
ファイルサイズ:14.02MB
夜光っていたリングの正体はこれだった。
使用機材:SIGMA sd Quattro + SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/500 秒 | 絞り値:F5.0 | 焦点距離:135mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:5424 × 3616
ファイルサイズ:15.69MB
アンボイからは少し西に位置し、1973年にNational Natural Landmarkに指定されたほぼ左右対称の火山性噴石丘のアンボイ・クレーターを登った。夏場は摂氏40度になるから、私はここを歩くのは冬が一番好きで、撮影には野花の咲く初春がいいと思う。この朝の冷え込みは厳しかったが、太陽が昇った後気温はどんどん上がり爽快なハイキング日和となり、帰りは半袖になった。
突起している高さ250ft(76m)のアンボイ・クレーター。最後の噴火は10,000 年前で死火山だ。
使用機材:SIGMA sd Quattro + SIGMA 30mm F1.4 DC HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/250 秒 | 絞り値:F8.0 | 焦点距離:30mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:5424 × 3616
ファイルサイズ:14.48MB
アンボイ・クレーターまでのハイキング中、振り返り貨物列車とRoy's Motel and Cafeを撮影。壮大な光景に心も大きくなる。
使用機材:SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-200mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM | Contemporary | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/320 秒 | 絞り値:F8.0 | 焦点距離:200mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:5424 × 3616
ファイルサイズ:13.08MB
私の後からアンボイ・クレーターに到着した一人の男性が小さく見える。この場所は風が通り抜け帽子が飛ばされそうになったが、アンボイ・クレーターの底は無風状態だった。
使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 14mm F1.8 DG HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/250 秒 | 絞り値:F11 | 焦点距離:14mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:6192 × 4128
ファイルサイズ:23.43MB
アンボイ・クレーターからはルート66を西へ走り、以前にも撮影した光景を新機材で捉えながらゆっくりと旅した。
ルート66沿いの朽ちた家越しに貨物列車が見える。
使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 24-70mm F2.8 DG OS HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/250 秒 | 絞り値:F6.3 | 焦点距離:70mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:6192 × 4128
ファイルサイズ:12.30MB
タイヤの付いた戦車を運ぶ貨物列車。
使用機材:SIGMA sd Quattro + SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/1000 秒 | 絞り値:F5.6 | 焦点距離:135mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:5424 × 3616
ファイルサイズ:15.47MB
久しぶりに訪れたアンボイ周辺は、期待を裏切らずいい被写体が沢山あった。新しい機材の新鮮な写りもあり、満足感ある撮影の旅となった。
※ このページに掲載された作品は、RAWデータ(X3F)を「SIGMA Photo Pro」で現像処理をしたものです。
一部、現像後にゴミ取りのためにレタッチソフトウェアを使用した画像もございます。