第64回:クリスタル湾の夏
押本 龍一

押本龍一、東京品川生まれ。
82年英語の勉強のため2年の予定で渡米。84年ニューヨークに渡り刺激を受け予定を変更、広告写真スタジオで働き始める。91年フォトグラファーとして独立。95年ニューヨークからロサンゼルスに拠点を移し現在に至る。エンターテインメント関係の撮影中心。近年はライフワークである旅写真に力を入れている。趣味は旅と山歩き。

オフィシャルサイト : http://oshimoto.net/

第64回:クリスタル湾の夏

8月中旬、快晴の南カリフォルニアの日曜日、赤い水着を着た女性のライフガードが双眼鏡を覗き忙しく海岸を見守っている。

使用機材:SIGMA SD1 Merrill + SIGMA APO MACRO 150mm F2.8 EX DG OS HSM | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/1000秒 | 絞り値:F5.6 | 焦点距離:150 mm

南カリフォルニアの海岸の街、ニューポート・ビーチとラグナ・ビーチの間に美しい海岸が約5km続いている。その海岸と海岸南部から約5km内陸に入った緩やかな丘陵地帯を含めた総面積2400エーカー(東京ドーム約208個分)の広大な土地は、州立公園(Crystal Cove State Park)となっている。
クリスタル湾沿いは何度か走ったことはあったが、車を停めじっくりと散策したことがなかった私は、8月中旬の朝7時過ぎ、州立公園の北の入り口になるペリカン・ポイント(Pelican Point)に到着した。日の出と日の入り時刻、波の高さ、水温と気温、満潮と干潮時刻等、この日の海岸のコンディションが書き込まれた「OCEAN CONDITIONS」と示されたボードに、すでに強い朝陽が差し込んでいる。南カリフォルニアの夏の朝は、海岸沿いでは海霧が発生し朝陽を見ない日も多いが、この日の朝は快晴だった。公園一日の使用料を払い駐車場に車を停め、海岸に向って木の遊歩道を歩いて行くと青い太平洋が眼下に広がっている。

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強い朝陽が親子の背中を照らす。小さな子供を抱きかかえた母親が私を追い越して行き、海岸に下りはじめると子供は元気に歩き出す。

使用機材:SIGMA SD1 Merrill + SIGMA APO 50-150mm F2.8 EX DC OS HSM | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/800秒 | 絞り値:F6.3 | 焦点距離:136 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:13.55 MB

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うまく波に乗ったサーファーを崖の上から追い、高倍率超望遠ズームレンズを最長に伸ばしシャッターを押すと、自分も波に乗った気分になる。

使用機材:SIGMA SD1 Merrill + SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/800秒 | 絞り値:F8.0 | 焦点距離:500 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:9.63 MB

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朝から走る人々に逞しさを感じる。砂浜に下りる途中の階段から撮影した写真には、肉眼では見えなかった汗で濡れたシャツの質感がしっかりと写し出されていた。

使用機材:SIGMA SD1 Merrill + SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/800秒 | 絞り値:F8.0 | 焦点距離:500 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:9.32 MB

海岸線は断崖絶壁とは違い、おだやかな崖になっている。しかし、階段は意外に急で、ゆっくりと歩いて下らないと転びそうだ。砂浜に出ると寄せる波の音が、澄んだ空気に響き渡っている。これ以上はない美しい夏の海を、朝早くから楽しむ人の姿もすでに多く、少し出遅れた気持ちになる。海岸には岩場もあり、岩場は崖のそばまで達している。満潮に近い時間帯なので、岩場では海水を避けるため崖のすぐそばを歩き、人々とすれ違い際に挨拶を交わすのが楽しい。公園入り口で見たボードに波は3から4フィートと書き込まれ、この日の海は穏やかだったが、波が高い日の満潮時は海水に浸かることなしに岩場を歩けないかもしれない。

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岩場にはたくさんの海藻が打ち上げられ、そこには朝陽が差し込み、海藻と岩は輝いていた。海岸の小さな朝の光景を、大口径中望遠マクロレンズで切りとる。

使用機材:SIGMA SD1 Merrill + SIGMA MACRO 105mm F2.8 EX DG OS HSM | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/30秒 | 絞り値:F16.0 | 焦点距離:105 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:18.03 MB

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姉と弟と思われるふたりが、岩場に座り海を眺めている。さわやかな朝の海に何とも微笑ましい光景を、超高画質センサーに記録する。

使用機材:SIGMA DP2 Merrill | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/500秒 | 絞り値:F8.0 | 焦点距離:30 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:12.14 MB

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海岸の南に建つコテージが微かに見える。散歩には最高の海岸だ。

使用機材:SIGMA SD1 Merrill + SIGMA APO 50-150mm F2.8 EX DC OS HSM | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/2000秒 | 絞り値:F5.6 | 焦点距離:150 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:7.64 MB

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海岸の階段は結構きつく、休みながら登る人も多かったが、気持ちのいい海風に皆苦にならないようだった。

使用機材:SIGMA SD1 Merrill + SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 DC HSM | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/250秒 | 絞り値:F11.0 | 焦点距離:8 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:9.82 MB

北の公園入り口からは、海岸にある4箇所の駐車場に車を停められる。朝の海岸を散策した後、私は、ヒストリカル・ディストリクトと呼ばれる公園海岸部の中心地に行くため一番南の駐車場に車を移動し、そこから砂浜を歩いた。歴史的な場所(The National Register of Historic Places)として国内登録されている海岸には、46軒のコテージが存在し、そのうちの22軒は修復され一般に開放されている。

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修復されていない17軒のコテージがまだしっかりと建っている。

使用機材:SIGMA SD1 Merrill + SIGMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/250秒 | 絞り値:F11.0 | 焦点距離:28 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:11.60 MB

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数多くの映画のロケ地になった海岸には、レストランやビジターセンターが建ち、海岸の狭い一部分に人が人を呼んでいた。

使用機材:SIGMA SD1 Merrill + SIGMA APO 50-150mm F2.8 EX DC OS HSM | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/800秒 | 絞り値:F8.0 | 焦点距離:150 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:8.63 MB

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海岸の崖にある急な階段を登ると、パシフィック・コースト・ハイウェイ沿いに出る。この階段の左手にも太平洋を見下ろせるレストランが建ち、大勢の客で賑わっていた。海岸に見えるパームツリーは、映画の撮影のため植えられたとビジターセンターで聞いた。

使用機材:SIGMA SD1 Merrill + SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 DC HSM | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/250秒 | 絞り値:F11.0 | 焦点距離:9 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:13.95 MB

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宿泊できるコテージには、海の生活を感じ、舟から持ち出したものを装飾しているコテージもある。

使用機材:SIGMA SD1 Merrill + SIGMA APO 50-150mm F2.8 EX DC OS HSM | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:モノクローム | シャッター速度:1/500秒 | 絞り値:F5.6 | 焦点距離:127 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:8.29 MB

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海が見下ろせるコテージの庭に立てかけられた古いサーフボード。ファインダーを覗きながらセピア調が良く似合う光景だと感じた。

使用機材:SIGMA SD1 Merrill + SIGMA APO 50-150mm F2.8 EX DC OS HSM | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:モノクローム | シャッター速度:1/640秒 | 絞り値:F5.6 | 焦点距離:82 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:3136 x 4704 | ファイルサイズ:11.56 MB

ビジターセンターに立ち寄るとひとりの年配の女性が、笑顔で迎えてくれた。「日本人?」と訊くので、「そうです」と答えると、修復されたコテージのひとつは日本語学校跡で今日は開いているから行ってみたらと言う。賑わうレストランの横から急な階段を登り、数軒のコテージの横を通り抜けると、宿泊できるコテージの受け付けになっているコテージと隣り合わせのコテージが、日本語学校跡として公開されていた。コテージ内には日本語学校で使われていた物や日本人の生活が説明されたパネルが展示されている。1927年のはじめ、法律で土地を買うことが許されていなかった日本人は、土地の持ち主だったアーバイン・カンパニーから傾斜が激しい丘や崖に土地を借り、家族一団となって働き、農業には不向きな土地を開拓した。その後15年間、日本人農場は繁栄したが、第二次世界大戦で、日本人は強制収容所(この辺りの日本人のほとんどはアリゾナ州)に送られ開拓した農場も家も全て失ったことがパネルに説明されている。パネルを見た後、賑わう海岸にすぐに戻る気にならずコテージ前のきれいなテラスで海岸を見下ろしていると、50歳前後の黒いサングラスをかけていた白人女性が話しかけてくる。「あなたの親戚にこの辺りに農家を営んでいる人はいますか?」と訊いてきたので、「いたらいいですが、残念ながらいませんよ」と答えると、「私の日本人の友人は、ここから北へ少し行った内陸部で農場を営んでいます。いい午後をすごして下さい!」と言って海岸へ歩いて行った。

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1935年に開校した学校は、毎週土曜に日本語クラスが開かれ、剣道やダンス、仏教やキリスト教の宗教的な活動も行われた。

使用機材:SIGMA SD1 Merrill + SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 DC HSM | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/20秒 | 絞り値:F5.6 | 焦点距離:8 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:12.95 MB

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日本語学校跡の前にあるテラスから、一般公開されていないコテージと海岸を見下ろす。傾斜のある地形は、農場を開拓するのに不向きだった。

使用機材:SIGMA SD1 Merrill + SIGMA APO 50-150mm F2.8 EX DC OS HSM | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/800秒 | 絞り値:F6.3 | 焦点距離:66 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:17.69 MB

ヒストリカル・ディストリクトで通常の倍以上ではないかと思う高い値のハンバーガーを食べ、強い陽射しの砂浜を歩き車に戻ると少し休みたくなった。SUV車のバックドアと全ての窓を開け、後方座席を倒しゴロリとすると、湿気が少ないカリフォルニアの気候は昼寝には最高だった。昼寝をした後、公園が内陸部まで広がるモロ・キャニオン(Moro Canyon)に移動した。乾いたトレールを内陸へ約2km歩いて行き再び引き返す。多くの人で賑わう海岸から来ると、トレールはすれ違う人も少なく波の音もなく、とても静かに感じる。

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モロ・キャニオンにあるモロ・キャンプグランドからは、大きな太平洋が見下せる。

使用機材:SIGMA SD1 Merrill + SIGMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/640秒 | 絞り値:F8.0 | 焦点距離:28 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:9.48 MB

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海岸と比べると、モロ・キャニオンのトレールに人は少なかった。

使用機材:SIGMA SD1 Merrill + SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 DC HSM | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/500秒 | 絞り値:F8.0 | 焦点距離:12 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:13.54 MB

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Stinking Gourd, Wild Gourd, Coyote Gourd, Coyote Melon等、いくつかの呼び名があるウリ科の植物。キャニオンの日陰で見つけた実にカメラを向けた。

使用機材:SIGMA DP2 Merrill | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/320秒 | 絞り値:F5.6 | 焦点距離:30 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:12.59 MB

モロ・キャニオンのトレールから駐車場を抜け、パシフィック・コースト・ハイウェイの下のトンネルを潜り抜け、モロ・ビーチへ出る。陽が傾き夕方の色に染まる海岸は、まだ大勢の人で賑わっていた。

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キャニオンからトンネルを通り抜けて海岸に出ると、まだ多くの人が長い一日を満喫していた。

使用機材:SIGMA SD1 Merrill + SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 DC HSM | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/500秒 | 絞り値:F8.0 | 焦点距離:16 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:2.76 MB

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夕方の光になった海岸。この日、赤い水着が似合う女性のライフガードは、男性のライフガードより多く見かけた。

使用機材:SIGMA SD1 Merrill + SIGMA APO 50-150mm F2.8 EX DC OS HSM | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/800秒 | 絞り値:F5.6 | 焦点距離:150 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:5.67 MB

モロ・キャニオンからは、ヒストリカル・ディストリクトの南になるリーフ・ポイントに移動し、日没を迎えた。

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日没近くなると、海岸から引き上げる数人のサーファーとすれ違う。皆、逞しくいい顔をしていた。

使用機材:SIGMA SD1 Merrill + SIGMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/320秒 | 絞り値:F8.0 | 焦点距離:25 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:16.96 MB

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家族連れも多かった。

使用機材:SIGMA SD1 Merrill + SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/1000秒 | 絞り値:F8.0 | 焦点距離:332 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:8.94 MB

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どこからともなく海から上がってきたサーファーと沈みゆく太陽、美しい光景だった。

使用機材:SIGMA SD1 Merrill + SIGMA APO 50-150mm F2.8 EX DC OS HSM | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/640秒 | 絞り値:F7.1 | 焦点距離:150 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:4.97 MB

海岸周辺は、高級住宅地、ゴルフコース、ショッピングモールがあり開発が進んでいる。もし、州立公園に指定されていなければ、高級住宅が建ち並び、いくつかのゴルフ場がつくられ、自然を残すことが出来なかっただろう。日本人農家の家だったコテージが、崖下のビーチ沿いにまだ保存されている。農業に不向きで人が目に留めなかった海岸が、将来多くの人を魅了する州立公園になるとは、戦前にこの土地を借り入れ、農場を開拓した日本人は想像できただろうか。

※ このページに掲載された作品は、RAWデータ(X3F)を「SIGMA Photo Pro」で現像処理をしたものです。
一部、現像後にゴミ取りのためにレタッチソフトウェアを使用した画像もございます。

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