使用機材:SIGMA SD1 Merrill + 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/200秒 | 絞り値:F7.1 | 焦点距離:45 mm (17-70)
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:3136 x 4704 | ファイルサイズ:15.41 MB
押本龍一、東京品川生まれ。
82年英語の勉強のため2年の予定で渡米。84年ニューヨークに渡り刺激を受け予定を変更、広告写真スタジオで働き始める。91年フォトグラファーとして独立。95年ニューヨークからロサンゼルスに拠点を移し現在に至る。エンターテインメント関係の撮影中心。近年はライフワークである旅写真に力を入れている。趣味は旅と山歩き。
オフィシャルサイト : http://oshimoto.net/
使用機材:SIGMA SD1 Merrill + 18-35mm F1.8 DC HSM | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/500秒 | 絞り値:F8.0 | 焦点距離:26 mm
5月初旬、生まれてはじめて訪れた秋田県は雨が時より降り、どんよりとした雲に覆われていた。能代市にある古い建物の民宿に到着すると、すでに夕食はテーブルに並べられていた。弁当屋も兼ねる民宿の夕食は、品数があり量もあったが、腹ペコだったので小食の私にしては珍しくほとんど平らげた。翌朝目を覚ますと、雨は上がり陽も差していた。朝食後、民宿で働く女性が勧める桜と菜の花が同時に見られ、宿から車で30分ほど南下した大潟村の「桜・菜の花ロード」と呼ばれる県道298号を走ってみた。大潟村には県道沿以外にも菜の花が見られ、大きな菜の花畑の上には鯉のぼりが泳いでいた。
使用機材:SIGMA SD1 Merrill + APO MACRO 180mm F2.8 EX DG OS HSM | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/500秒 | 絞り値:F5.6 | 焦点距離:180 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:13.57 MB
使用機材:SIGMA SD1 Merrill + 18-35mm F1.8 DC HSM | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/500秒 | 絞り値:F8.0 | 焦点距離:26 mm (18-35)
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:9.90 MB
大潟村からはいったん民宿に戻った後、世界遺産に登録されている白神山地の西部に位置する十二湖(じゅうにこ)を目指し、日本海岸沿いを走る国道101号を北上した。秋田県能代市の東能代駅と青森県南津軽郡田舎館村の川部駅間(147.2km)を結ぶ五能線の十二湖駅手前で、県道280号を東へ走り山岳地帯に入る。江戸時代に発生した大地震による山崩れによりできたといわれる湖沼群は、実際には33個の湖沼があるが、崩山(くずれやま)から眺めると12湖の湖沼に見えたことが由来とされている。白神山地に足を踏み入れると、太陽は雲に隠れ、いつ雨が降り出してもおかしくない空になってきたので、私は最も人気のある青いインクを流したような色といわれる青池(あおいけ)と数個の湖沼を見て、十二湖を後にした。
使用機材:SIGMA SD1 Merrill + 18-35mm F1.8 DC HSM | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/250秒 | 絞り値:F8.0 | 焦点距離:23 mm (18-35)
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:19.43 MB
使用機材:SIGMA SD1 Merrill + 50mm F1.4 DG HSM | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/250秒 | 絞り値:F4.5 | 焦点距離:50 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:15.46 MB
使用機材:SIGMA DP3 Merrill | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/125秒 | 絞り値:F5.0 | 焦点距離:50 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:11.59 MB
民宿のオーナーが、「十二湖はいいとこだよ。でも今日は午後から雨だよ」と言った通り、雨が時より降る日本海岸線を秋田県に引き返した。海岸線は変化に富み、天気がよければ長居をしたい場所がいくつもあったが、数箇所に立ち止っただけで南下する。
使用機材:SIGMA SD1 Merrill + 35mm F1.4 DG HSM | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/8秒 | 絞り値:F11.0 | 焦点距離:35 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:9.53 MB
使用機材:SIGMA DP1 Merrill | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/80秒 | 絞り値:F4.0 | 焦点距離:19 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:10.37 MB
宿泊する民宿を通り過ぎ、八郎潟の西を走り男鹿市(おがし)まで南下し、それから北へ引き返して能代港に出る。日本海からの強い風が吹きつけ、冷え込んでいた港からは、水平線に沈む太陽が鮮やかに見えた。
使用機材:SIGMA SD1 Merrill + 18-35mm F1.8 DC HSM | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/250秒 | 絞り値:F8.0 | 焦点距離:20 mm (18-35)
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:5.59 MB
使用機材:SIGMA DP1 Merrill | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/125秒 | 絞り値:F11.0 | 焦点距離:19 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:8.37 MB
使用機材:SIGMA DP1 Merrill | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/125秒 | 絞り値:F5.6 | 焦点距離:19 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:8.87 MB
使用機材:SIGMA SD1 Merrill + 8-16mm F4.5-5.6 DC HSM | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/125秒 | 絞り値:F7.1 | 焦点距離:8 mm (8-16)
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:7.08 MB
翌日は朝から快晴だった。民宿の南にある浅内沼で朝陽を浴び、海岸に面した幅1km、総延長14km、面積約760haに広がるクロマツの防風林である「風の松原」を歩き、能代港周辺を散策した後、日本で2番目に大きかった湖を干拓して造った大潟村を通り秋田を後にした。
使用機材:SIGMA SD1 Merrill + 35mm F1.4 DG HSM | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/400秒 | 絞り値:F5.6 | 焦点距離:35 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:14.69 MB
使用機材:SIGMA SD1 Merrill + 18-35mm F1.8 DC HSM | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/15秒 | 絞り値:F8.0 | 焦点距離:20 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:15.73 MB
使用機材:SIGMA DP2 Merrill | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/60秒 | 絞り値:F16.0 | 焦点距離:30 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:9.43 MB
使用機材:SIGMA DP3 Merrill | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/400秒 | 絞り値:F5.6 | 焦点距離:50 mm
ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4704 x 3136 | ファイルサイズ:15.27 MB
大潟村の公式ページに「20年におよぶ歳月と総事業費約852億円の巨費を投じた世紀の大事業は、1977年(昭和52年)3月に完了し、八郎潟の湖底は1万7,203haの新生の大地に生まれ変わりました」とある。八郎潟の名前の由来とされ、人から龍へ姿を変えられた八郎太郎という名の龍が、湖に住んでいるという伝説があるそうだが、八郎太郎という龍はいまどこにいるのだろうか。
※ このページに掲載された作品は、RAWデータ(X3F)を「SIGMA Photo Pro」で現像処理をしたものです。
一部、現像後にゴミ取りのためにレタッチソフトウェアを使用した画像もございます。