シグブラ
第62回:青春18きっぷで北陸ブラブラ

青春18きっぷで北陸ブラブラ

August 5, 2015

夏到来!ということで、恒例の青春18きっぷを持って出かけることにした。今回はちょっと趣向を変えて、飛行機を使って高飛びし(もちろん貯まったマイルを使って、だ)、そこから18きっぷを使うことにした。これなら一気にロケーションの違う場所に行けるからである。

というわけで羽田からビュン!と小松空港に高飛びして、久々に金沢の街に降り立った。新幹線が開通して多くの人で混雑していたが、これに伴って18きっぷでの移動に制限ができたので注意したい。

金沢も東京と同じでやはり暑かった。空が広い分、太陽を近く感じてまるでジリジリと焼かれる印象だ。城壁も熱を持ち、乾ききっていた。

18きっぷの旅は大都市を離れてから楽しさが深まる。近代的な列車ではなく古ぼけたローカル線で、ガタゴトと無人駅に停まるようになってからだ。もちろん乗り降り自由なので、都市部周辺の駅を訪ね撮り歩くのにも使い甲斐がある。

昔は時刻表を片手に乗り継いだが、今はスマートフォンという便利なものがある。これでダイヤを確認したり宿を取ったりもできるので、旅のスタイルも大きく変わったものだ。地図も頻繁にチェックするようになるので、大容量のモバイルバッテリーを忘れないようにしたい。もちろん SIGMA dp Quattro のも!

今回は金沢をブラブラと歩いた後、七尾線に乗って能登半島に向かった。賑わう人気観光スポットと、そこから少し離れたしっとりとした街、というコントラストが面白かった。

18きっぷで行ける一番遠くの駅までローカル線に揺られ、そこからはバスで面白そうなところまで。現地に着いたら帰りのバスと列車の時間までブラブラと撮影だ。もちろんその土地の美味しいものを食べるのもお忘れなく。地元の人とのふれあいも心にしみる。

7月の終わりだったため、現地はまだ人影が少なかった。きっとお盆になるとドッと混雑するのだろう。ちょっと寂しい雰囲気が漂う路地を撮り歩く。とても静かで自分の足音が聞こえるだけだ。

ブラブラとあてもなく、のんびりと日本の夏を楽しむのに青春18きっぷはオススメだ。なぜかそんな旅には SIGMA dp Quattro シリーズがピッタリなのである。今まで足を延ばさなかった場所に、この夏は行ってみてはいかがだろうか。自分も「次はどこをブラブラしようかな」と考えているところである。

三井 公一

プロフィール

三井 公一
1966年神奈川県生まれ。
新聞、雑誌カメラマンを経てフリーランスフォトグラファーに。雑誌、広告、Web、ストックフォト、ムービーなどで活躍中。
iPhoneで独自の世界観を持つ写真を撮影、その作品が世界からも注目されているiPhonegrapherでもある。
2010年6月新宿epSITEで個展「iの記憶」を開催。同年10月にはスペインLa Panera Art Centerで開催された「iPhoneografia」に全世界のiPhonegrapherの中から6人のうちの1人として選ばれる。
公式サイトはhttp://www.sasurau.com/
ツイッターは@sasurau

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