第127回:レンズ2本持って山口ブラブラ
April 25, 2018
いよいよゴールデンウィークだ。まとまった休みにシグマのカメラとレンズを持って、家族で遠方にブラブラと出かける予定の人も多いことだろう。そこで悩むのがレンズである。明るい大口径プライムレンズはたしかに描写が素晴らしいが、何本も携行するとなると重量が気になってくる。自分一人での撮影旅行ならなんてことないが、家族と一緒で荷物もたくさんとなると考え物である。そこで活躍するのが高倍率ズームレンズだ。シグマではAPS-Cセンサー用の「SIGMA 18-200mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM | Contemporary」、「SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM | Contemporary」の2本がラインナップされている。これに明るいプライムレンズ「SIGMA 30mm F1.4 DC HSM | Art」を組み合わせるといいだろう。今回は「SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM | Contemporary」と「SIGMA 30mm F1.4 DC HSM | Art」の2本を持ってブラリと山口県まで行ってきた。明るさが犠牲になるものの軽量コンパクトだし、フルサイズ換算27mm〜450mm相当のズーム域はとても便利。それに明るくシャープなフルサイズ換算45mm となるSIGMA 30mm F1.4 DC HSM | Artの単焦点があれば、風景からスナップ、記念写真や動体撮影まで広くカバーできるはずだ。実際にフットワークも軽く、名勝・錦帯橋から岩国の街、基地周辺とブラブラを楽しむことができた。このコンビ、オススメである。
カメラ: | SIGMA sd Quattro |
レンズ: | 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM | Contemporary |
露出モード: | A-絞り優先オート |
ISO感度: | 100 |
ホワイトバランス: | オート |
シャッター速度: | 1/400秒 |
絞り値: | F8.0 |
焦点距離: | 300 mm |
SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM | Contemporaryで、錦帯橋と渡る人々をググッと遠近感を圧縮して捉えてみた。軽量コンパクトなレンズでフルサイズ換算450mm相当を楽しめるのだから使い勝手抜群である。
カメラ: | SIGMA sd Quattro |
レンズ: | SIGMA 30mm F1.4 DC HSM | Art |
露出モード: | A-絞り優先オート |
ISO感度: | 100 |
ホワイトバランス: | オート |
シャッター速度: | 1/1000秒 |
絞り値: | F4.5 |
焦点距離: | 30 mm |
ゴールデンウィーク直前の岩国周辺はすでに夏のように暑かった。平日だったので人出はそれほどでもなかったが、大型連休中はかなりの賑わいになるに違いない。展示されていた木炭自動車をSIGMA 30mm F1.4 DC HSM | HSMで撮影。やや汚れているボディをしっかりと写しとってくれた。
カメラ: | SIGMA sd Quattro |
レンズ: | SIGMA 30mm F1.4 DC HSM | Art |
露出モード: | A-絞り優先オート |
ISO感度: | 100 |
ホワイトバランス: | オート |
シャッター速度: | 1/500秒 |
絞り値: | F9.0 |
焦点距離: | 30 mm |
岩国城から岩国の町を望む。気温が上がってやや視界が悪かったが、SIGMA 30mm F1.4 DC HSM | Artは錦帯橋を渡る人々や街並みをリアルに捉えた。遠くには海も確認できる。
カメラ: | SIGMA sd Quattro |
レンズ: | 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM | Contemporary |
露出モード: | A-絞り優先オート |
ISO感度: | 100 |
ホワイトバランス: | モノクローム |
シャッター速度: | 1/500秒 |
絞り値: | F8.0 |
焦点距離: | 18 mm |
錦帯橋から移動して、短い国道として有名な189号線をブラブラ。道路に沿って岩国基地に駐留する海兵隊員相手の店がポツポツと並んでいた。以前は賑わっていたそうだが、今はその面影すら感じられなかった。終端の岩国基地ゲート近くに行くと、レンズを向けてもいないのに「撮るな!」というジェスチャーを衛兵にされる。仕方なく来た国道を戻ることに。日射しが熱い。SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM | Contemporaryは、16.6倍のズーム比で「!」と気になったものを即座に撮影できるのでとても便利だ。
カメラ: | SIGMA sd Quattro |
レンズ: | 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM | Contemporary |
露出モード: | A-絞り優先オート |
ISO感度: | 100 |
ホワイトバランス: | オート |
シャッター速度: | 1/400秒 |
絞り値: | F8.0 |
焦点距離: | 45 mm |
線路沿いに岩国駅方面に進んで川の畔に出た。水面には小舟がポツンと浮いている。コンクリートの護岸に座って休んでいると、山陽線がガタゴトと通過していった。
カメラ: | SIGMA sd Quattro |
レンズ: | 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM | Contemporary |
露出モード: | A-絞り優先オート |
ISO感度: | 100 |
ホワイトバランス: | オート |
シャッター速度: | 1/400秒 |
絞り値: | F8.0 |
焦点距離: | 300 mm |
海に向かって歩く。ゴールデンウィーク前だというのにかなりの暑さである。カラスもフラフラと飛び、護岸にとまったまま動かないほどだ。大黒神島を背景にその様子をSIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM | Contemporaryのテレ端で写しとった。
カメラ: | SIGMA sd Quattro |
レンズ: | 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM | Contemporary |
露出モード: | A-絞り優先オート |
ISO感度: | 100 |
ホワイトバランス: | オート |
シャッター速度: | 1/500秒 |
絞り値: | F8.0 |
焦点距離: | 80 mm |
川が海にぶつかる場所までブラブラと歩いてきた。島々の眺めと、遠くに見える広島の街が美しい。岩国基地滑走路の終端にあたるので、ここは飛行機を撮る人たちで混雑していた。そのうち戦闘機が轟音を轟かせて現れた。上空を旋回し、次々と着陸していく。かなりの迫力である。そういえばそろそろフレンドシップデーだなと思いながら、それぞれ仕事を終えて帰ってきた飛行機と船を、SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM | Contemporaryで撮影した。さて、明日はどこに行こうか。
プロフィール
三井 公一
1966年神奈川県生まれ。
新聞、雑誌カメラマンを経てフリーランスフォトグラファーに。雑誌、広告、Web、ストックフォト、ムービーなどで活躍中。
iPhoneで独自の世界観を持つ写真を撮影、その作品が世界からも注目されているiPhonegrapherでもある。
2010年6月新宿epSITEで個展「iの記憶」を開催。同年10月にはスペインLa Panera Art Centerで開催された「iPhoneografia」に全世界のiPhonegrapherの中から6人のうちの1人として選ばれる。
公式サイトはhttp://www.sasurau.com/
ツイッターは@sasurau