世界初※、開放F値2を実現した
大口径広角ズームレンズ
35mmフルサイズをカバーするズームレンズでは
世界初※となる、絞り開放F2を実現
35mmフルサイズのイメージサークルをカバーする大口径広角ズームレンズを実現すること。すべての焦点域で単焦点と比べて遜色のない光学性能を発揮できること。このコンセプトを具現化したズームレンズです。開放でのボケ表現を少しでも大きくするために、35mmフルサイズをカバーするズームレンズでは世界初※となる、絞り開放F2を実現しました。
※ 2015年6月19日現在。35mm判フルサイズをカバーするデジタルカメラ用交換レンズとして(当社調べ)
単焦点広角レンズ3本分をカバーする利便性
24mm F2、28mm F2、35mm F2の高性能単焦点レンズを1本に集約した高い機能性と利便性を備えています。最短撮影距離28cm、最大倍率1:4.4を生かした近接撮影、絞り開放付近でのボケを生かしたポートレート、絞りこんでのパンフォーカス的な風景写真を、レンズ交換することなく、広角レンズ3本分の画角で撮影可能です。背景の処理が難しい広角レンズの撮影では、背景を大きくぼかすことのできる大口径レンズならではの絞り開放での浅いピントが有効な場面でも活躍します。
最新の技術を投入して製品化
あらゆる要素に妥協せず設計。最先端の加工技術を必要とする大口径非球面レンズや、FLD (“F” Low Dispersion)ガラス 1枚、SLD(Special Low Dispersion:特殊低分散)ガラス7枚(SLD非球面レンズ2枚を含む)を採用。レンズパワー配置の最適化を行い、球面収差や軸上色収差、像面湾曲等を徹底的に補正し、高い光学性能を実現。絞り開放から圧倒的な描写性能を発揮します。
Artラインの単焦点レンズと同等の高い光学性能
世界初のズーム全域F1.8。SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Artのコンセプトを受け継ぎつつ、SIGMAのArtレンズシリーズに代表される高性能単焦点レンズと同等の光学性能を目指し、実現しています。
良好なホールディング性を実現
フォーカシングやズーミングによる全長の変化がないインナーフォーカス・インナーズームを採用し、良好なホールディング性を実現。動画撮影にも使い勝手の良い仕様となっています。また、レンズの前玉が回らないので、円偏光フィルターの使用も容易です。
フレア、ゴーストに配慮した設計
レンズ設計の初期段階からフレア、ゴーストに対する対策を徹底し、逆光のような強い入射光に対しても影響を受けにくい設計を行っています。スーパーマルチレイヤーコートの採用により、フレア、ゴーストの発生を軽減し、逆光時の撮影においてもコントラストの高い描写を実現。付属の花形フードの装着により、レンズの描写に悪影響を与える有害光を効果的にカットし、内面反射の発生を防ぎます。
特殊低分散ガラス
光の波長によってガラスの屈折率が異なるため、色ごとに結像点がずれる現象を色収差といいます。望遠系のレンズで強く現れやすく、画質を悪化させる原因となっています。これらの色収差を取り除くため、色による屈折率の差が少ない凸レンズと色による屈折率の差が大きい凹レンズを組み合わせて、軸上色収差を抑えていましたが、それでもわずかな残存色収差=二次スペクトルが残ってしまいました。SIGMAは、従来方式のレンズでは取り除くことができなかった残存色収差=二次スペクトルを徹底的に除去するために、二次スペクトルの補正能力の高い特殊低分散ガラスを多くのレンズ製品に導入し、高性能化を図っています。現在、SIGMA独自の特殊低分散ガラスは、ELD(Extraordinary Low Dispersion)ガラス、SLD(Special Low Dispersion) ガラス、FLD(“F” Low Dispersion)ガラスの3種類があります。特にFLDガラスは、分散性が極めて小さく、異常分散性が高い「蛍石」と同等の性能を持つ、透過率に優れた超低分散ガラスです。これらのガラスを効果的に使用、適切なパワー配置により、残存色収差を極限まで補正し、優れた描写性能を実現しています。
円形絞り
9枚羽根の円形絞りを採用。イルミネーションや水面に輝く光などの点光源を背景にした撮影において、開放付近の絞りを使用する場合でも円形のボケを得ることができます。
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素材、ユーザビリティ、機能すべてに洗練
撮影者にとっての本質機能を追求、
高度に融合させた設計。
新しいレンズラインでは、付属フードの接続部にラバーを採用。レンズキャップ、AF/MF切り替えスイッチも一新するなど、撮り手の直観的な要求に応えうる、エキップメントとしての本質機能を徹底的に追求しました。 内部機構には、超音波モーターHSM (Hyper Sonic Motor)搭載により、AFスピードの高速化と静粛性を実現。AFアルゴリズムを改良し、よりスムーズなAFに。ピントを合わせた後、フォーカスリングを回すだけで、ピントの微調整ができるフルタイムマニュアルも可能です。 また、高い精度と堅牢性を兼ね備えた真鍮マウントを採用。長期使用に耐えうるよう、表面処理を施して強度を高め、高品質なレンズづくりを実現しました。内部のパーツにも、金属部品と親和性の高い新複合材TSC (Thermally Stable Composite)など適切に配置し、精度の高い製品づくりを実現しています。またレンズ鏡筒に、レンズが発売した年の下3桁を刻印。発売年号ごとの識別を可能にしています。
超音波モーターHSM(Hyper Sonic Motor) 搭載
超音波モーターHSM(Hyper Sonic Motor)搭載により、AFスピードの高速化と静粛性を実現。AFアルゴリズムを最適化することで、スムーズなAFを実現しました。AF駆動中でもフォーカスリングを回転させるとマニュアルフォーカスに切り替わる新フルタイムマニュアル機構を搭載。素早いピント調整が可能です。
また、別売りのSIGMA USB DOCKを使用することで、従来のフルタイムマニュアルに切り替えることもできます。
※マウントによって、フルタイムマニュアル機構の初期動作が異なります。
新複合材「TSC(Thermally Stable Composite)」採用
カメラやレンズの機構設計では、主要構造部を、金属とポリカーボネートそれぞれの特性を生かして、最適にレイアウトする必要があります。本レンズでは、アルミニウムと同等の熱収縮率をもち、温度による収縮が特に少なく、硬度が秀れている新複合材TSC (Thermally Stable Composite)を業界で初めて採用。熱収縮率が少ないので金属部品との親和性が高く、精度の高い製品作りに貢献しています。
高精度、堅牢な真鍮製バヨネット・マウント
高い精度と堅牢性を兼ね備えた真鍮製マウントを採用。長期使用に耐えうるよう、表面処理を施して強度を高め、高品質なレンズづくりを実現しました。
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