私は写真への情熱を、
人との交流を通して探求している
CONTEMPORARY
17mm F4 DG DN
Special Impression
by トニー・ノエル|Tony Noël
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ご使用の撮影機材を教えてください。またフォトグラファーとしての自己紹介をお願いいたします。
フォトグラファーとして求められるニーズや提供されるサービスによって異なりますが、私は非常にフットワークが軽く、身軽に移動することを好みます。そのため、SIGMA ContemporaryとIシリーズのレンズは、現在最もよく使っているレンズです。
コンパクトさと画質の両立は、移動を伴う撮影に適しており、スタジオにいるときは、SIGMAの製品群の中でも光学性能にこだわったSIGMA Artラインのレンズを使用することもあります。
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*撮影データの記載なき写真は SIGMA 17mm F4 DG DN | Contemporary以外のレンズで撮影されています。
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SIGMA Iシリーズの新製品「17mm F4 DG DN | Contemporary」の印象をお聞かせください。
ポケットに入る広角レンズ、夢にまで見たレンズが登場しました!すでにIシリーズを使用しており、広角の焦点距離が好きな私は、このレンズを待ち焦がれていました。
その加工品質とコンパクトさのおかげで、最新のSIGMAレンズと同じように、すぐに扱いに慣れました。最初に撮影した数枚の写真は私をはっとさせ、特に12cmという最短撮影距離はこの17mm F4 DG DN | Contemporaryは私のなかでトップ3に位置づけました。
レンズの歪みもほとんどなく、AFの反応もかなり良いので、あらゆる場面(ワイド撮影からシンプルなポートレートまで)で手ごたえのあるレンズだと思います。
広角レンズがあれば、まったく新しいオリジナルの作品を作ることができます。Iシリーズの65mm F2 DG DN | Contemporaryや90mm F2.8 DG DN|Contemporaryのような中望遠レンズと組み合わせれば、強力なコンボになりますし、なにより超コンパクトです。
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フォトグラファーとしてのご自身のご経験についてお聞かせください。どのような経緯でこの分野で働くようになったのでしょうか。
6年前に写真を始めて以来、私の作品は進化し続けています!しかし、変わらないことは"ダイナミズム"や"動き"が私のイメージの主なインスピレーション源だということです。私は作品イメージに流動性、所作や線の美しさを持たせることを好みます。だからなのか、私の撮影のほとんどは即興によるものです。作品には動きが不可欠です。ポートレートも、良い作品は"動き"から生まれることが多いのです。
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あなたの人生やキャリアにおいて、写真はどのような役割を担っていますか?どのようにしてインスピレーションを得るのですか?写真と人生におけるあなたの情熱は何ですか?
写真は、私に多くの良いものをもたらしました。海外への旅や素晴らしい人々との出会いです。私にとってこの仕事をするうえで大切なことは交流することと共有することです。
私は現在、大好きな写真で生計を立て、そこに個人的なタッチを加えることも出来ます。都会的なカルチャーも好きですが、写真によって現代美術のような別の世界を知ることも出来ました。
それは抽象絵画にも近い、最近の自分のスタイルの確立にも役立っています。
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現在、写真でチャレンジしていることは?また、これから挑戦したいことはありますか?
写真を超えた絵作りに取り組んでいます。
リヨンの美術館に展示する、4mの壁画を布という新しい画材で制作する試みや、写真のコラージュなどに挑戦しています。
2022年末には、路面電車を私の写真作品でカスタマイズする依頼も受けました。チームで作ったそれは、リヨンの路線を通る素晴らしい「走る展示物」となりました。
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自分のスタイルってどうやって作るの?自分のスタイルを模索している人たちに、何か提案はありますか?
写真に固執しないこと。互いに刺激し合うことでしょうか。
チームで取り組むこともいいかもしれません。また、自分の好みの分野を掘り下げ、探求することもアドバイスしたいです。人との出会いや交流は良いネットワークを作るための基本であり、自分をそのような環境に置くことはとても大切なことです。
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なぜIシリーズがあなたにぴったりなのか、そして、この新しいレンズの使用感を表現するために、どのような3つの言葉を選びますか?
私はストリート/フィールドフォトグラファーであり、Iシリーズは各地を旅して回る時に最適です。Artラインのレンズとは用途に応じて使い分けています。
例えばフェスティバルなどに行ったとき、リュックと小さなバッグを使い分けるように。
Iシリーズはこの3つの言葉で表現できます:コンパクト、高品質、効率的
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ABOUT
トニー・ノエル
アクションフォトグラファー
フランス・リヨン出身。
独学で写真を学び、2016年にプロのフォトグラファーになることを決意。
ダイナミックな動きと美学を取り入れた作風で、「動き」の撮影とストリートフォトを得意とする。