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カメラタイプ
一眼レフ
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対応マウント
L マウント, ソニー E マウント, シグマ SA マウント, キヤノン EF マウント, ニコン F マウント
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センサーフォーマット
フルサイズ
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レンズ構成枚数
11群15枚
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画角
84.1°
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絞り羽根枚数
9枚 (円形絞り)
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最小絞り
F16
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最短撮影距離
25cm
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最大撮影倍率
1:5.3
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フィルターサイズ
φ77mm
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最大径 × 長さ
L マウント:φ85.4mm × 114.2mm
シグマ SA マウント:φ85.4mm × 90.2mm
ソニー E マウント:φ85.4mm × 116.2mm
※長さはレンズ先端からマウント面までの距離です。
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質量
L マウント:755g
シグマ SA マウント:665g
ソニー E マウント:740g
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エディションナンバー
A015
レンズ鏡筒に製品が初めて発売された年の下3桁を刻印し、発売年ごとの識別が可能です。
(製造年とは異なるためマウントによっては、発売年とエディションナンバーが一致しないことがあります。) -
価格
ニコン F マウント:オープンプライス
L マウント:オープンプライス
シグマ SA マウント:オープンプライス
キヤノン EF マウント:オープンプライス
ソニー E マウント:オープンプライス
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付属品
・ケース
・花形レンズフード(LH830-03)
・フロントキャップ(LCF-77mm III)
・リアキャップ(LCR II) -
対応マウント / 商品コード
ニコン F マウント:00-85126-40155-9
L マウント:00-85126-40169-6
シグマ SA マウント:販売終了
キヤノン EF マウント:販売終了
ソニー E マウント:販売終了
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カメラ・レンズ対応表
詳細はこちら
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※ ソニー Eマウント用は、ソニー株式会社とのライセンス契約の下でライセンスを受けたE マウント仕様書に基づき開発・製造・販売されています。
※ Lマウントはライカカメラ社の登録商標です。
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豊富なノウハウ、最新の製造技術で実現する圧倒的な光学性能
大口径レンズで起こりやすい諸収差を徹底補正、高い描写性能を実現
これまでの開発で蓄積したノウハウと最新の設計技術を駆使し、収差を徹底的に補正。画面周辺部に至るまで、解像度の高い圧倒的な描写性能を実現。ピントの合ったところの解像度を追求しながら、ボケ描写にも配慮。絞り開放からにじみのない高精細な描写を実現、自然なボケ味表現も可能です。
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光学ノウハウを駆使してサジタルコマフレアを良好に補正、星景や夜景にも最適
点光源の像が一点に集まらず尾を引いたような形になるサジタルコマフレアは、特に大口径レンズで発生しやすい収差です。24mm F1.4 DG HSM | Artでは、レンズの最後部に非球面レンズを配し、光の入射角度を調整するなどレンズパワー配置を考慮。開放から高い描写性能を発揮します。画面周辺部の点光源のにじみも少なく、天体やイルミネーションの撮影に威力を発揮します。
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FLD/SLDレンズの最適配置で色収差を良好に補正
高い描写性能の実現に不可欠な要素が収差の補正です。特に画像処理でも修正できない軸上色収差、倍率色収差は設計段階での補正が重要です。24mm F1.4 DG HSM | Art には(*)FLD (“F” Low Dispersion)ガラス 、SLDガラスを採用、画面の周辺部で目立つ倍率色収差を徹底的に補正しました。さらにレンズパワー配置により軸上色収差を良好に補正。色滲みがなく、すべての撮影域で高画質を実現、シャープでコントラストの高い描写が得られます。
(*)FLD (“F” Low Dispersion)ガラス
従来のガラスと比べて屈折率と分散性が極めて小さく、異常分散性が高いといった蛍石と同等の性能を持つ、透過性に優れた最高水準の超低分散ガラスです。この性質を利用して、従来のレンズでは取り除くことができなかった残存色収差=二次スペクトルを徹底的に除去し、極めてシャープでコントラストの高い優れた描写を実現しています。 -
開放付近でも豊富な周辺光量でコントラストの高い画像に
レンズの開口効率を上げ、口径食をできる限り低減させつつ光量を確保しています。室内での撮影や天体、青空など、開放付近での撮影でも光量不足を考慮せずにコントラストの高い画像が得られます。
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フレア、ゴーストに配慮した設計
レンズ設計の初期段階からフレア、ゴーストに対する対策を徹底し、逆光のような強い入射光に対しても影響を受けにくい設計を行っています。スーパーマルチレイヤーコートの採用により、フレア、ゴーストの発生を軽減し、逆光時の撮影においてもコントラストの高い描写を実現。付属の花形フードの装着により、レンズの描写に悪影響を与える有害光を効果的にカットし、内面反射の発生を防ぎます。
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特殊低分散ガラス
光の波長によってガラスの屈折率が異なるため、色ごとに結像点がずれる現象を色収差といいます。望遠系のレンズで強く現れやすく、画質を悪化させる原因となっています。これらの色収差を取り除くため、色による屈折率の差が少ない凸レンズと色による屈折率の差が大きい凹レンズを組み合わせて、軸上色収差を抑えていましたが、それでもわずかな残存色収差=二次スペクトルが残ってしまいました。Sigmaは、従来方式のレンズでは取り除くことができなかった残存色収差=二次スペクトルを徹底的に除去するために、二次スペクトルの補正能力の高い特殊低分散ガラスを多くのレンズ製品に導入し、高性能化を図っています。現在、Sigma独自の特殊低分散ガラスは、ELD(Extraordinary Low Dispersion)ガラス、SLD(Special Low Dispersion) ガラス、FLD(“F” Low Dispersion)ガラスの3種類があります。特にFLDガラスは、分散性が極めて小さく、異常分散性が高い「蛍石」と同等の性能を持つ、透過率に優れた超低分散ガラスです。これらのガラスを効果的に使用、適切なパワー配置により、残存色収差を極限まで補正し、優れた描写性能を実現しています。
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ディストーションを良好に補正
広角レンズで発生しやすいディストーション(歪曲収差)は、絞りを絞り込んでも改善しないため設計段階からの補正が必要です。Sigma 24mm F1.4 DG HSM | Artでは、レンズ第一面から光の入射角度を緩やかに調整したり、非球面レンズを適切に配置したりするなど、画面全域で歪みのない描写を可能にします。
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円形絞り
9枚羽根の円形絞りを採用。イルミネーションや水面に輝く光などの点光源を背景にした撮影において、開放付近の絞りを使用する場合でも円形のボケを得ることができます。
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素材、ユーザビリティ、機能すべてに洗練
撮影者にとっての本質機能を追求、高度に融合させた設計。
新しいレンズラインでは、付属フードの接続部にラバーを採用。レンズキャップ、AF/MF切り替えスイッチも一新するなど、撮り手の直観的な要求に応えうる、エキップメントとしての本質機能を徹底的に追求しました。 内部機構には、超音波モーターHSM (Hyper Sonic Motor)搭載により、AFスピードの高速化と静粛性を実現。AFアルゴリズムを改良し、よりスムーズなAFに。ピントを合わせた後、フォーカスリングを回すだけで、ピントの微調整ができるフルタイムマニュアルも可能です。 また、高い精度と堅牢性を兼ね備えた真鍮マウントを採用。長期使用に耐えうるよう、表面処理を施して強度を高め、高品質なレンズづくりを実現しました。内部のパーツにも、金属部品と親和性の高い新複合材TSC (Thermally Stable Composite)など適切に配置し、精度の高い製品づくりを実現しています。またレンズ鏡筒に、レンズが発売した年の下3桁を刻印。発売年号ごとの識別を可能にしています。
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超音波モーターHSM(Hyper Sonic Motor) 搭載
超音波モーターHSM(Hyper Sonic Motor)搭載により、AFスピードの高速化と静粛性を実現。AFアルゴリズムを最適化することで、スムーズなAFを実現しました。AF駆動中でもフォーカスリングを回転させるとマニュアルフォーカスに切り替わる新フルタイムマニュアル機構を搭載。素早いピント調整が可能です。
また、別売りのSigma USB DOCKを使用することで、従来のフルタイムマニュアルに切り替えることもできます。※マウントによって、フルタイムマニュアル機構の初期動作が異なります。
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新複合材「TSC(Thermally Stable Composite)」採用
カメラやレンズの機構設計では、主要構造部を、金属とポリカーボネートそれぞれの特性を生かして、最適にレイアウトする必要があります。本レンズでは、アルミニウムと同等の熱収縮率をもち、温度による収縮が特に少なく、硬度が秀れている
新複合材「(*)TSC (Thermally Stable Composite)」を業界で初めて採用。熱収縮率が少ないので金属部品との親和性が高く、精度の高い製品作りに貢献しています。(*)TSC (Thermally Stable Composite)
アルミニウムと同等の熱収縮率を持つポリカーボネート。金属部品との親和性が高く、精度の高い製品作りに貢献します。 -
高精度、堅牢な真鍮製バヨネット・マウント
高い精度と堅牢性を兼ね備えた真鍮製マウントを採用。長期使用に耐えうるよう、表面処理を施して強度を高め、高品質なレンズづくりを実現しました。
レンズ構成図

FLDガラス
SLDガラス
非球面レンズ
MTFチャート
MTF(Modulation Transfer Function)は、レンズ性能を評価する尺度のひとつで、被写体の持つコントラストを像面上でどれだけ忠実に再現できるかを表したものです。図の横軸に像高(画面中心からの距離mm)を、縦軸にコントラスト値(最高値を1)を示したものです。
10本/mmの曲線が高いほど(1に近いほど)コントラストがよくヌケのよいレンズとなり、30本/mmの曲線が高いほど(1に近いほど)高解像度でシャープなレンズといえます。
*上記MTF性能曲線図は絞り開放時、無限位置でのデータです。
*歪曲補正に対応するミラーレス用レンズでは、横軸はLマウント用レンズをシグマ製Lマウントカメラに装着して歪曲補正を行ったときに相当する像高を示しています。(歪曲補正の効果はマウントやカメラによって異なることがあります。)
*空間周波数は歪曲補正を行う前の像面上での空間周波数を示します。
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空間周波数
S:放射方向
M:同心円方向
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10本/mm
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30本/mm
波動光学的MTF

幾何光学的MTF

ディストーション
effective distortion
点線部は理想的なレンズで格子模様を写したイメージ図です。赤線部は実際のレンズで格子模様を写したもので、ディストーションによって、格子模様がどの様に歪むかが読み取れます。
relative distortion
この図は横軸に理想的な像高(画面中心からの距離[mm])をとり、縦軸にディストーションの大きさを示しています。ディストーションの大きさは理想的な像の高さY0に対して、実際の像の高さYがどれだけ伸びているか(または縮んでいるか)で表わされます。
ディストーションの大きさ D[%]=(Y-Y0)/Y0×100
四角いものを撮影すると、ディストーションの値がマイナスの場合膨らんだように写り(たる型ディストーション)、プラスの場合凹んだように写ります(糸巻き型ディストーション)。
ディストーションの値が0に近いほど上記の歪みが自立たなくなります。


周辺光量
周辺光量の見方
図の横軸に像高(画面の中心からの距離mm)を、縦軸に中心の光量を100%としたときの周辺の光量を表示したものです。周辺部の光量が少なすぎると、画面の四隅が暗い写真になってしまいます。
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F1.4
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F2.8
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F5.6

開放F1.4。
別次元の描写性能で切り拓く
大口径広角レンズの新たな地平。
Artラインに加わった新しい「F1.4」。
星景にも都市景にも最適な、クラス最高の光学性能。
諸収差を徹底的に追い込み、滲みや歪みのほとんどない
クラス最高レベルの性能を実現。
Sigma 35mm F1.4 DG HSM | Art、50mm F1.4 DG HSM | Artで培ってきた設計ノウハウ。そして豊富な広角レンズの設計経験に培われた高度な製造技術。サジタルコマフレア、色収差、歪曲収差、周辺減光などを追い込み、滲みや歪みのほとんどないクラス最高レベルの性能を実現しました。広大な山並み、都市の景観、そして満天の星空まで厳しい描写性能が求められる被写体から、低照度下での室内撮影やボケを生かした撮影においても最高のパフォーマンスを発揮する一本です。SigmaのアイコンともいえるArtラインに加わった新しい「F1.4」シリーズの、圧倒的な光学性能をお楽しみください。
高水準の芸術的表現を叶えるArtライン
Sigmaの交換レンズは、それぞれ明確なコンセプトを持ったContemporary、Art、Sportsの3つのプロダクトラインに分類されます。その中でArtラインは、あらゆる設計要素を最高の光学性能と豊かな表現力に集中して開発、高水準の芸術的表現を叶えます。高度な要求水準を満たす圧倒的な描写性能で、風景、ポートレート、静物、接写、スナップをはじめ、作家性を活かした写真づくりに適しています。作品世界をつくり込むスタジオ撮影や、建築、天体などあらゆるジャンルでの表現にも応えます。