しんしん
Introduction
Director Interview
撮影にかけた想い
私なりに今回の題材を選ぶときに、現代の社会を反映させたものや、一般の方の近い世界でのドラマが面白いと感じていました。ですので、現代の社会で起こっている様々な問題の縮図のようなものをこの映画には込めたつもりです。特に社会保障の問題は色濃い部分があります。日本のけっして少なくない人々が、公的な保障や援助なしに生活ができなくなっていく時代がいずれやってきます。そういった時代の中、私たちや私たちの子供は、互いに助け合ったり、時にはずぶとくたくましく生きていかなくてはなりません。この映画は、多くの日本人に向けて「がんばるんだぞ!生き抜くんだぞ!」とエールを送るつもりでつくりました。そういった点を少しでも感じていただけたのであれば、とても嬉しいです。
SIGMA fpについて
fpはとにかく素晴らしいです。恐ろしいくらいに。暗部に強く、ノイズを感じにくいです。センサーに入った情報がそのまま記録されているような感じです。fpの画質には驚きの一言です。とても、とても、とても、とてもびっくりしました。フルサイズセンサーの情報をほぼ圧縮せずにCinemaDNGに落とし込んでいく。言ってみれば、ストレート果汁と濃縮還元果汁の違いでしょうか。いずれにせよ、劇場公開に耐えられる超高画質です。
Staff Interview
上原 宏光 / 撮影監督
この映画は社会問題が題材ではありますが、その中にもコミカルさがある作品で私はあえて正面に入ってストレートな絵作りをしました。また誰もが物語に没頭できる事、演者と一番近くにいる自分が、演者が演じやすい環境作りを考えた時にこの小さなfpがその可能性をくれました。それぞれの心情、ふと出たリアルな表情、漁港の持つ独特な空気感、山中監督が伝えたかったリアルなディテールを絵に取り込むように心掛けて撮影しました。SIGMA fp の持つダイナミックレンジと色情報が、その部分を可能にしたと思います。
澁谷 征司 / 演出補・撮影・スチール
映画のためにスチール写真を撮り下ろすのは時に奇妙なことにも思えます。監督によって演出された演者をもう一度自分のカメラの前で、(この映画の場合は映像と同じカメラになるわけですが)ほんの少しまた別の存在に焼き付けてしまう。僕はこの映画の中ではいくつかの風景映像も担当しています。映画に何かいい違和感をもたらせたらと思いながら撮影しました。山中監督と出会ってもう20年近くになるけれど、彼の映画作りに参加出来て嬉しかったです。
中島 ノブユキ / 音楽
今作の撮影したての粗編集映像が送られてきたときから、登場人物たちの瞳にまず惹きつけられた。山中監督がこの映画の中で見つめてきた(そして見つめようとしている)その瞳。それは遠くにふと映り込むすれ違うだけの人、あるいは少しコメディの香るシーンに一瞬登場する人物の瞳であっても同様だ。多くは語らないが、しかし多くを語りかけてくる。この作品の音楽が生まれるためには、この究極に透明度の高い瞳が必要だった。
Behind the scenes
Production Note
「しんしん」本編の撮影風景とともに、撮影クルーへのインタビューで構成した「メイキング」映像(Behind the scenes)です。(4分/字幕あり)
Picture Gallery
Masthead
キャスト
スタッフ
使用機材
レンズ交換式カメラ
シネレンズ
レンズ一体型カメラ
アクセサリー
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MOUNT CONVERTER MC-21
SIGMA SA-L
Canon EF-L
SIGMA MOUNT CONVERTER MC-21は、SIGMA SAマウント用交換レンズ、およびSIGMA製キヤノンEFマウント用交換レンズをLマウント採用のカメラボディで使用するためのコンバーターです。 -
MOUNT CONVERTER MC-31
PL-L
SIGMA MOUNT CONVERTER MC-31は、PLマウントのシネレンズを、SIGMA fpシリーズをはじめLマウントを採用したデジタルカメラで使用するためのコンバーターです。