自然の美しさを撮る。
思い通りに、臨機応変に。

キム・イェンセン
Kim Jenssen

20mm F2 DG DN | Contemporary Special Impression

SIGMA 20mm F2 DG DN | Contemporary, fp L, ISO 1250, F1, 1/30s

SIGMA 20mm F2 DG DN | Contemporary, fp L,
ISO 2500, F11, 1/25s

ご使用の撮影機材を教えてください。またフォトグラファーとしての自己紹介をお願いいたします。

数年前から多くのSIGMAレンズを使用する機会に恵まれてきました。普段使用しているカメラはCanon R5とR6で、お気に入りのレンズはSIGMA 12-24mm F4 DG HSM | ArtSIGMA 24-105mm F4 DG OS HSM | Art、夜間撮影にはSIGMA 14mm F1.8 DG HSM | Artを使用しています。なかでもよく使っているレンズはSIGMA 24-105mm F4 DG OS HSM | Artでしょう。広角での撮影を好み、必要に応じて圧縮効果も使いたい私にはぴったりのレンズなのです。野生動物の撮影には、軽量なSIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporaryを使用していますが、SIGMA 500mm F4 DG OS HSM | Sportsも使っています。どちらのレンズも素晴らしい画質です。

私は「諦めないフォトグラファー」だと思います。撮りたい画がありながらもその条件が合わないような時は、何度でもやり直します。私は決して止まることのない、走り続けるフォトグラファーなのです。

※ 撮影データの記載なき写真は20mm F2 DG DN | Contemporary以外のレンズで撮影されています。

SIGMA Iシリーズの新製品「20mm F2 DG DN | Contemporary」の印象をお聞かせください。

以前からSIGMA IシリーズをSIGMA fpやSonyのボディと組み合わせて使用してきました。そのためレンズのビルドクオリティはもちろん、その描写力の高さも既知のものです。Iシリーズの新しいレンズ、SIGMA 20mm F2 DG DN I Contemporaryを愛用のSIGMA fp Lに取り付けて使用する機会を得た時には、とても興奮しました。この面白く楽しいレンズと数週間を過ごし、本当に感心させられ、風景撮影にぴったりのレンズだという結論に行きつきました。

何をどう撮りたいか、あらかじめ明確なイメージを持って撮影に出かけるようなとき、SIGMA 20mm F2 DG DN | Contemporaryは理想的な選択肢でした。その広い画角で、画に入れたいと思う全ての情報を記録してくれます。不要な部分は編集の段階でクロップすればいいので、出来るだけ広角で撮るようにしています。記録する情報は、多いに越したことはありません。

風景撮影の際、私は前景にかなり近づいて撮影します。ピントはマニュアルフォーカスで合わせ、より良い画を得るためにスタック処理をします。そういった撮影でも、SIGMA 20mm F2 DG DN | Contemporaryのフォーカスリングは非常に滑らかで精度が高く、抵抗感も心地よいのでとても気に入っています。私は面白いモチーフを求め、山や様々な場所を歩き回るので、Iシリーズとfp Lのように軽くてコンパクトなシステムは非常に重要です。そうすれば着替えや食料といった他の必要な装備のためのスペースが作れるからです。風景写真家というものは、多くの時間を野外で過ごします。移動に5時間以上かかることも珍しくないので、野外で長時間過ごすための荷造りが必要になります。SIGMAのIシリーズは軽量でコンパクト、しかも高性能なので私のようなタイプにも最適な選択ですが、休日やちょっとした旅行にひとつのシステムだけ持って行きたいような場合にも、文句なしの組合せです。ぜひトライしてください。きっと感動するでしょう!

SIGMA 20mm F2 DG DN | Contemporary, fp L, ISO 250, F16, 2s

SIGMA 20mm F2 DG DN | Contemporary, fp L, ISO 800, F11, 0.4s

SIGMA 20mm F2 DG DN | Contemporary, fp L,
ISO 100, F16, 4s

フォトグラファーとしてのご自身のご経験についてお聞かせください。
どのような経緯でこの分野で働くようになったのでしょうか。

初めて撮影を開始した2012年当時は、クローズアップ写真や、家族や友人の写真を数多く撮影していましたが、その後しばらく写真から遠ざかっていた期間がありました。思っていたほど面白いものではないと感じたからです。しかし2014年、初めて本物のカメラを手にし、驚くほど美しいオーロラを撮影したとき、完全に写真の虜になりました。その日から、私は自然や風景を撮影するフォトグラファーになりました。この分野を選んだ最大の理由は、私たちを取り巻くユニークな自然を撮影できること、そして多くの素晴らしい自然のなかを旅行できるからです。

SIGMA 20mm F2 DG DN | Contemporary, fp L, ISO 4000, F2, 6s

SIGMA 20mm F2 DG DN | Contemporary, fp L, ISO 4000, F2, 8s

ご自身の生活やキャリアにおいて写真が果たしている役割を教えてください。

専業フォトグラファーには苦労も多いですが、同時に喜びと幸せも多くあります。世界中を旅して思い出を記録したり、他のフォトグラファーの成長の手助けをしたり、とても充実しています。私の経験上、正しい方向へ少しずつ歩みを進めるのが賢い方法なのです。私は自分を成長させてくれる情報を常に求めています。そして常に学べるのが写真撮影の良いところです。フォトグラファーというものは非常に計画的でなければならず、常に新しいモチーフを生み出す努力をしなければなりません。それは数時間から数週間、時には数ヶ月もの時間を要します。それから撮影した全ての写真を見直し、編集し、より広い世界に送りださなければなりません。しかし、これこそが私が写真を愛する理由なのです。

SIGMA 20mm F2 DG DN | Contemporary, fp L, ISO 4000, F2.8, 2s

ご自身の独自のスタイルを生み出す方法を教えてください。

私には特別なスタイルはありません。しかし、前景や光を活かすことや構図にこだわるといった、自分で決めているルールならあります。
近場での撮影では、常に作品の作り込みをしますが、遠くへ旅をしているときはそれが難しい場合もあります。そのため、与えられた条件に臨機応変に対処する必要があります。現場で課題に取り組むというのも楽しいものです。

Iシリーズがご自身に適している理由を教えてください。またこの新しいレンズを使用した際の経験を表す言葉を3つ選んでください。

Iシリーズはあらゆる撮影に対応する最高のラインアップだと思います。また非常に軽く、カメラバッグに入っていることを感じさせないほどです。私のようなハイカーであれば分かっていただけるでしょうが、これは長時間の散歩やハイキングにおいて非常に重要なことです。
Iシリーズは軽量、高品質、そして高い信頼性を備えたシリーズと言えます。

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