28-70mm F2.8 DG DN | Contemporary Impression
かけがえのない一瞬のために
メグ・ルークス
Meg Loeks
Sony α7R IV, 70mm, ISO 50, F2.8, 1/200s
私の作品の主軸は家庭にあり、家族の何気ない日常を捉えることを日課にしています。これが私らしいスタイルであり、自分の物語を余すことなく、妥協せず描き出してくれるレンズが不可欠なのです。ですからふだんはSIGMA Artラインの単焦点レンズの出番が多くなるのですが、この並外れた携帯性と汎用性を兼ね備えた新しいSIGMA 28-70mm F2.8 DG DN | Contemporaryの魅力と個性には、手にしたとたんすっかり魅了されてしまいました。
Sony α7R IV, 34.5mm, ISO 1000, F2.8, 1/200s
SIGMA 28-70mm F2.8 DG DN | Contemporary, Sony α7R IV, 34mm, ISO 1250, F2.8, 1/200s
SIGMA 28-70mm F2.8 DG DN | Contemporaryのような大口径ズームレンズの素晴らしいところは、光量の少ないところでも焦点距離を変えるだけで、一瞬たりとも逃さずに撮影ができることです。 私の場合、薄明りのなかでの撮影が多いこともあって、SIGMA の35mm F1.4 DG HSM|Artや105mm F1.4 DG HSM|Artのような明るい単焦点レンズを使うことが多いのです。とはいえ子どもたちは絶えず動き回っているので、素早い構図変更や低照度下での撮影に対応できる優れたズームレンズは、気分と視点を変えるのにもってこいだと思います。 この新しいレンズは、軽量で、コンパクトで、扱いやすく、さらに大口径かつArtライン並みの素晴らしい光学性能を発揮できるという、全てを兼ね備えた一本です。 私のようなプロの写真家や、家族の思い出をたくさん撮りたいという人にとって完璧なソリューションになると思っています。
Sony α7R IV, 49.1mm, ISO 160, F2.8, 1/320s
私がこのレンズで最も気に入っているのは、焦点距離を変えることで多彩なイメージをかたちにできる点です。私は俯瞰からのアングルや狭小スペースなどでは広角レンズで撮るのが好きです。理由はシンプルで、広角の方が撮影に自由度や表現の余地をもたせられるからです。周辺環境を含めたポートレイト撮影にも広角レンズを使うのが好きなので、この28mmというワイド側の焦点距離は最適ですね。
Sony α7R IV, 29.1mm, ISO 100, F2.8, 1/250s
Sony α7R IV, 28mm, ISO 1000, F2.8, 1/200s
Sony α7R IV, 30.3mm, ISO 1000, F2.8, 1/200s
もう少しきちんとした子どものポートレートを撮りたい場合は、50mmから70mmあたりの焦点距離なら綺麗に収められそうです。このレンズがあれば、立ち位置を変えなくても簡単にズームするだけで構図変更できるのがいいですね。私の子どもたち(特に幼い娘)はまだ注意力が長続きせず、撮影も短時間で終えないといけないので、ズームレンズのメリットは私にとって特に重要なのです
撮影スペースに余裕がある屋外では、70mmの焦点距離を特に好んで使っています。大口径レンズによる70mmでの撮影は美しい圧縮効果が得られ、雑多な背景を整理し、主題である子どもたちを引き立ててくれます。この焦点距離がもたらす華やかなボケ味は素晴らしく、屋外写真に幻想的なイメージを与えてくれるのです。
SIGMA 28-70mm F2.8 DG DN | Contemporary, Sony α7R IV, 70mm, ISO 100, F2.8, 1/320s
次に気に入っている点は、もちろん小型で軽量であることです。4児の母である私はつねに文字通り手いっぱいなので、撮影機材は最小限かつ携行性に優れていなければなりません。SIGMA 28-70mm F2.8 DG DN | Contemporaryを使う前は、フルフレームの単焦点レンズを何本も持ち歩き、必要な焦点域を全てカバーしなければならなかったのですが、このたった一本のズームレンズとコンパクトなミラーレスカメラがあれば、どんな状況でも家族写真を撮るのに必要な要件を全て満たせるようになりました。
私は子どものポートレートやライフスタイルの写真家なので、フォーカススピードも重要な条件です。SIGMA 28-70mm F2.8 DG DN | Contemporaryは、信じられないほどフォーカシングが速いばかりか、開放F2.8でもシャープな描写が得られます。自分の機材の性能が不十分なせいで、特別な瞬間を逸することほど最悪なことはありませんが、ありがたいことに、このレンズがあれば絞りや焦点距離に関係なく、そんな心配をする必要がなくなるのです。
Sony α7R IV, 70mm, ISO 100, F2.8, 1/320s
私がSIGMAのレンズに惚れ込んでいる理由のひとつは、その耐久性の高さにあります。私自身は自分の機材をあまり丁寧に扱うほうではなかったのですが、長年使ってきたSIGMAのレンズ達がその価値を証明してくれています。SIGMA 28-70mm F2.8 DG DN | Contemporaryもその例外ではなく、堅牢なつくりと簡易防塵防滴機構のおかげで、雪の日や天気雨でも安心して使えます。 このレンズなら、私と私の家族皆の日々にずっと寄り添ってくれるに違いありません。
Sony α7R IV, 53.7mm, ISO 200, F2.8, 1/250s
最後に一つだけ強調したかったのは、最短撮影距離の短さです。私の撮影では、子供の安全を確保するためにいつでも手が届く距離でピントが合わせられることが不可欠だからです。SIGMA 28-70mm F2.8 DG DN|Contemporaryは近距離でもシャープに描写できるので、子どもとの安全な距離を保ったまま撮影ができる点が気に入っています。
SIGMA 28-70mm F2.8 DG DN | Contemporary。シャッターチャンスを一瞬たりとも逃すことなく、そして簡単に、子どもたちを撮影できるところがとても気に入っています。広角撮影から完璧なポートレート撮影まで、私の求める焦点域をすべてカバーしてくれる万能レンズ。軽量でコンパクト、携行性に優れ、どこまでも実用的なところが大好きです。
他の写真家からよく聞かれる問いのひとつに、「1本だけしか持ち歩けないとすると、どのレンズを選ぶ?」というものがあります。 実際に使ってみる機会を得たいま、私の答えは間違いなく「SIGMA 28-70mm F2.8 DG DN|Contemporary」になるでしょう。